Snpamaker Originalはエントリーモデルとなっていて、Snapmaker2.0は3Dプリンターのノズルの温度がより高くなっている、掘削ドリルの精度が上がっている、レーザーカットができるようになっているといったハイグレード版となっています。
FAQ(Snapmaker Original)
設定全般に関して
Snapmaker OriginalとSnapmaker2.0の違いを教えてください。
Snapmaker Originalに添付されている電源ユニットを教えてください。
付属の電源ユニットは100〜240V ACとなっています。
インターネットに繋がないでSnapmakerを使用することはできますか?
Snapmakerで印刷などを行う際にインターネット環境は必要ありません。USBメモリ内にSnapmakerで処理可能な形式であるファイルを入れるだけで印刷できます。
しかし、Snapmaker用のソフトウェアであるSnapmaker Lubanをダウンロードする際にインターネット環境が必要となります。
停電が起きた際には自動停止しますか?
はい。停電が起きた際には、安全を考慮し自動停止するように設計されています。
Snapmaker Originalの操作は直接できますか?
Snapmaker Originalは付属のタッチパネルで操作することができます。
また、PCとSnapmaker Originalをつないで操作することも可能です。
フィラメントの保管方法を教えてください。
フィラメントは高温多湿を避けて保管するようにしてください。
Snapmaker Original専用エンクロージャーの特徴を教えてください。
エンクロージャーは造形を行うときのノイズ・匂い・煙などを減少させる効果があるほか、防塵機能もあり、LEDライト・排気ファン・排気ダクトが搭載されています。
Snapmaker Original専用エンクロージャーの商品ページはこちらとなります。
Snapmakerに付属しているUSB差込口について教えてください。
こちらにSnapmaker Lubanで編集したデータ入りのUSBメモリを差し込むことで直接印刷することができます。
Snapmaker Originalの組み立ては難しいですか?
Snapmaker Originalは大きく分けて10個のパーツから構成されているモジュール構造のため、購入した際に付属しているテキストを見るだけで簡単に組み立てることができます。
また、組み立てる際のドライバーも付属しているため、お客様側で何か用意していただくものもございません。
作成したファイルをSnapmakerに転送して、印刷などを開始するにはどうすればよいですか?
まず、付属のUSBケーブルを使用してSnapmakerとコンピューターを接続してください。
次に、PCにSnapmaker Lubanをインストールしてください。Snapmaker Lubanを介することで、Snapmakerにデータが送信され、印刷や彫刻をすることができます。
また、Snapmaker OriginalはUSBフラッシュディスク(付属)からのスタンドアロン3D印刷をサポートしています。この場合は印刷中にコンピュータに接続する必要はありません。
テキストマニュアル・ビデオチュートリアルはありますか?
Snapmaker2.0からは日本語のマニュアルがございますが、現在Snapmakaer Originalの日本語マニュアルはございません。申し訳ございません。
以下ページは英語ページとなりますが、ユーザーマニュアル、クイックスタートガイド、ビデオチュートリアルのページとなります。
3D印刷からレーザー、およびCNCに切り替えることは難しいですか?
モジュールを固定している4本のネジを外し、X軸に別のモジュールを組み込むだけです。
各種簡単に組み換えることができます。
X、Y、Z軸の公差はどの程度ですか?
5ミクロンとなっております。
軸を動かすと液晶の電源が一瞬点灯します。
こちらに関しては仕様となっています。勢いよく軸を動かすことで液晶が一瞬点灯しますが、動作に影響はございません。
しかし、勢いよく軸を動かすことで破損につながる恐れがあるため、手動で軸を動かす際はゆっくり動かしてください。
Snapmaker Lubanに関して
Snapmaker Lubanとは何ですか?
Snapmaker専用ソフトウェアで、印刷したいファイルをSnapmaker専用のファイル形式に変換するためのソフトウェアです。
Snapmaker Lubanを利用できるPCのOSを教えてください。
Windows、Mac OS、Linuxで利用することができます。
各OSごとのダウンロードリンク はこちらです。
Snapmaker Lubanは無料で利用できますか?
はい。無料でご利用いただけます。
3Dプリントに関して
Snapmaker Originalは熱溶解積層方式ですか?
はい、フィラメントを融解させて積載するタイプのモデルとなっております。
一般的に熱融解積層方式の3Dプリンターは精度や仕上がりのクオリティが低いと言われてきましたが、Snapmakerは50ミクロンから300ミクロンまでの範囲の積載ピッチなので、高品質な印刷を実現させることに成功しました。
Snapmaker Originalの冷却システムについて教えてください。
Snapmaker Originalには両サイドに送風システムがついており、効率的に冷却することができます。
Snapmaker Originalではどのような種類のフィラメントを使用できますか?
Snapmakerは汎用の1.75mmのフィラメントを使用しています。こちらはPLA、ABSのフィラメントが利用可能です。
アルミン酸塩、グラファイトなどは非対応となります。
印刷物を傷つけずに取り外すことはできますか?
Snapmaker Originalには土台にマグネットで設置されているしなりのあるプレートがついており、こちらを取り外すことで造形物を傷つけずに取り外すことができます。
また、プレートの下にはヒーターが付いており、急激な温度の下降による反り返りも防ぎます。
ヒーターに関しては大きいモデルほど熱分散で温度が下がりやすくなっています。
Snapmaker Originalで造形できるサイズを教えてください。
Snapmaker Originalで造形できるサイズは125×125×125mmとなります。
Snapmaker Originalではどのような種類のファイルを使用できますか?
STL・OBJ・SNAP3DPファイルが対応しています。
初心者におすすめの3DCADソフトはありますか?
モデリングソフトに関しては一長一短の部分がありますので、弊社ではお答えしかねます。
しかし、上記質問の回答にあるSTL・OBJ・SNAP3DPファイルが作成できるソフトでしたら、3DCADソフトはどれを選んでいただいても問題ございません。
サードパーティ製フィラメントは使えますか?
はい。サードパーティ製フィラメントもご利用可能です。
直径が1.75mmより太いフィラメントは利用できないのでご注意ください。
タッチスクリーンでは、どのようなことができますか?
印刷プロセスの監視、フィラメントのロード、押出機モジュールの移動などの設定を確認、及び制御することができます。
Cura、Simplify 3D、Slic3rなどの他のスライサーソフトウェアを使用できますか?
はい、対応しております。
3Dプリントのノズルをセットしている時、ジョグモードでX,Y,X軸でマイナス方向に動かせないです。
こちらに関しては仕様となっております。ジョグモードを動かす際は、必ずx,y,z軸をプラス方向に動かしてからお試しください。
2重押し出しには対応していますか?
いいえ、2重押し出しは非対応となっております。
レーザー印刷・カットに関して
Snapmaker Originalでレーザー彫刻できる素材は何ですか?
木、竹、布、皮革、紙、アクリルに彫刻できます。
金属、ガラス、宝石、アクリル素材などは非対応となっています。
レーザー彫刻でサポートしているファイル形式を教えてください。
SVG・JPEG・PNGとなっています。
アルミニウムやプラスチックに刻印はできますか。
アルミニウムへの刻印はできますが、プラスチックは熱で形が変わってしまうため、刻印を行うのは難しいです。
レーザーモジュールに必要なソフトウェアを教えてください。
弊社が提供しているソフトウェアを使用し、画像をGコードファイルに変換する必要があります。GコードファイルはSnapmaker Originalに送信され、送られたファイルを基にレーザー彫刻プロセスを制御します。
レーザー刻印の用途を教えてください。
レーザー刻印は、フィギュア、ジグなどに対して使うことができます。
また、皮革にもレーザー刻印ができるので、お好みの模様の布を作るといったこともできます。
Snapmaker Originalのレーザー出力は200mWです。
レーザー彫刻の稼働範囲を教えてください。
125×125mmとなっております。
レーザー彫刻の消費電力はどの程度ですか?
200Wです。
使用するレーザーの波長は何nmですか?
405nmです。
レーザーの安全クラスを教えてください。
Snapmaker Originalのレーザーの安全クラスは「クラス3B」となっています。
レーザーのドットサイズはどれくらいですか?
0.2nmです。
グレースケール画像によるレーザー彫刻をサポートしていますか?
サポートしております。以下ページはグレースケールのレーザー彫刻のサンプル画像・動画となっております。ご確認ください。
彫刻する際に煙や匂いが生じます。
物質の表面を燃焼させると、有毒な煙や煙が発生します。
煙を外部に排出することを強くお勧めします。
また、Snapmaker Original専用のエンクロージャーを利用することで、匂いや煙を軽減させることができます。
段ボール、木、MDFなどを切り抜くことができますか?
切り抜き対応はしていません。
ただし、CNCカーバーを使用することで、段ボール、木材、MDF、および炭素繊維シートの薄い部分などは切断できます。
CNC彫刻に関して
CNC彫刻は連続使用できますか?
連続使用に関しては熱を持ってしまい、本体の損傷につながる恐れがあるため推奨致しかねます。
CNC彫刻を続けて使用する際は、時間が経ってから使用することをお勧めいたします。
削っているときに振動は発生しますか?
いいえ、振動で本体が揺れるということはありません。安心してご利用ください。
Snapmaker CNCはどのような材料を彫ることができますか?
木材・アクリル・PCB・炭素繊維シートが対応しています。
金属・セラミック・石などの硬い素材は非対応です。
CNCカービングでサポートされているファイルタイプは何ですか?
SVG・STEP・IGES・IGS・DWG・DXFが対応しています。
CNCカービングの稼働範囲を教えてください。
X軸:90mm、Y軸:90mm、Z軸:50mmとなっています。
回転速度を教えてください。
19000RPMです。
シャンク経を教えてください。
3.175mmです。
回路基盤を掘ることはできますか?
はい。回路基盤の彫刻も可能です。
金属を彫ることはできますか?
金属彫刻はCNCカービングビットを壊す可能性があるため、非対応です。
削る際に削りカスは出ますか?
はい。CNC彫刻では削る際に削りカスが発生します。
しかし、X軸のモジュールと各ノズルとのアタッチメントが接着しているため、削りカスが溜まる、詰まるといったことはありません。
切削のドリルは最初から付属していますか?
はい。Snapmaker Originalの箱の中に切削用のドリルが入っているのですぐにご利用できます。
CNC彫刻の精度について教えてください。
精度に関しては非常に高く、細かいものまで作ることができます。回路基盤に彫刻をしたり、硬貨と同じ大きさのヒスイに模様を掘るといったことも可能です。
商品ページに作例が置いてありますので、ご確認ください。